【技能士2級】具体的な方策をたてる

2020年12月01日

皆様こんにちは!キャリアコンサルタントの中園久美子です。
本日は、問い3で回答する相談者に行ってもらう方策について考えてみたいと思います。

■方策とはなにか

問い3の方策は、主訴を解決する方向性の目標を実現するためのCLにしてもらう行動のことをさします。

ここで大切なのは、「CLがすること」であり「具体的なこと」であるということです。

「CLがすること」とは、文字通りCLにやってもらうことを意味します。私たちCCがCLにすることではありません。

「具体的なこと」は、何をするのかよくわかる言葉にすることです。例えば、「考えてもらう」「意識してもらう」「そう捉えてもらう」「整理してもらう」などは具体的ではありません。

■どう書けばよいのか

まずは、CLの現状を把握し、そこからゴールに向けてスモールステップで書いていきます。CLの行動や意識の変容をイメージしながら丁寧に書いていきましょう。

例えば、「マラソンを完走」という目標にした場合、いきなり「毎日10kmランニング」はスモールステップステップではありません。

まずは「1週間目は2~3kmを早足で歩く」ぐらいが妥当です。

このとき、先ほどもお伝えしたように、あいまいな言葉は使いません。
実際に「行動」してもらう言葉で書いていきます。

■論述がうまく書けないときは

ここまで、2級技能士論述試験についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。

論述試験はあなたの論理的な思考と具体的な方策をどれくらい持っているかが問われます。

ですので、読み手にわかりやすく伝わる国語力も問われます。また、柔軟な発想力やイメージする力も持ち合わせていなければ、効果的な方策を思いつかないでしょう。

日々、さまざまなニュースを聞き、いろいろなジャンルに興味関心を持つこと。働く人に耳を傾けること。法律などにもアンテナをたてること。そして、目の前のCLに集中すること。

それでも、どうしても上手くいかないときは、ぜひcareercrescendoに一度お問い合わせください。

試験まであともう少し。まだ時間はありますよ。