【キャリコン】論述試験対策:問題とはなにか
皆さまこんにちは。キャリアコンサルタントの中園久美子です。
いきなりですが、今週は(勝手に)論述試験対策ウィークとして、論述試験の考え方について私の意見を書いてみようかなと思いつきました。
■問題とはなにか
さて、本日はタイトルにある「問題とはなにか」について一緒に考えてみたいと思います。論述試験でいう「問題」は2つありますね。ひとつは相談者自身が訴えている問題。もうひとつは私たちが相談者を見て捉えた問題。まずは相談者自身が訴えている問題について検証していきましょう。
■何を訴えているか
論述試験の最初の問いですね。この何を訴えているかを見極めて、それを解答用紙に書くのが難しいと感じる方がけっこう多いです。例えば「~が不安なんです」とか「~さんのこと嫌なんですよ~」というのは訴えている問題なのでしょうか。
では、問題とはいったいなんでしょうか。
ビジネスの場においての「問題」とは「理想と現実のギャップ」のことを言います。そして、理想の方向とは相談者が幸せになる方向ということも言えるわけです。ですので、相談者がどうなれば幸せになるのかといった方向で相談者の訴えていることを把握する必要があるわけです。
■どのような視点を持つか
試験では、逐語に書かれている言葉の中から相談者の問題はなにかを文章にします。そのとき、事実はどうか、相談者の感情はどうかといった視点でとらえることが必要です。
一方で、この出来事をなぜ問題と捉えるのかといった専門家としての視点を常に持っておくことも大切です。このように、相談者と違う視点を持つことが相談者の問題を客観的に把握する第一歩になるのではないでしょうか。
相談者の問題の把握がずれてしまうと、そのあとに続く問いへの解答もずれてしまいます。とはいえ、問い1にばかり時間をかけていては先に進みません。そのためにも時間を決め、相談者の問題を仮置きで書いておき、最後の問いまで整理できた後に最初の問いに戻ることをオススメいたします。
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