【技能士2級】目標を設定する

2020年11月29日

皆様こんにちは!キャリアコンサルタントの中園久美子です。
本日は、問い3で回答する相談者の目指す「目標」について考えてみたいと思います。

■目標とはなにか

問い3は、問い2で気づいた見立てから、さらにはCLの主訴を解決する方向性の目標になります。

ここでお伝えしたいのが、目的と目標の違いです。

目的は最終的に成し遂げる目指す到達点のことです。それに対して目標は、目的を達成するために設けた具体的な手段になります。

さらに言えば、目標はより具体的な表現で書きます。

CLの主訴をしっかりと把握し、その目的に向かって、具体的にどういったところを目指すのか。

そして最も大事なことは、CLがその目標を「yes」と言ってくれるかどうかを考えましょう。

■目標をどこに設定するか

例えば、「山登りをしたい」と言う人に対して、どこを目標にするか。

「じゃあ、エベレストに行きましょう」なのか「じゃあ富士山にしましょう」なのか、「近くの低山を登りましょう」ではやることもまったく違ってきます。

論述の場合、CLに問うことはできませんので、問い1でCLの主訴をしっかりとつかみ、解決したいレベルがどこにあるのかをしっかりと把握してから目標を設定しましょう。

CCのやりたいことやCCが目指したいことではありませんのでお気を付けください。

■何を書けばよいか

さきほどの、目標を一文で書きます。

語尾は「~ということを目標とする」と締めると書きやすいかもしれませんね。

たとえば「自分の強みを整理することを目標とする」はいかがでしょうか。

ここの「整理する」はどうすることでしょうか。

「整理する」をもう少し具体的な言葉に置き換えると、目標が明確になり、CLはyesと言ってくれそうですね。

あるいは、「~のために」といった具体的な目的があれば、「整理する」といった漠然とした目標もCLは納得がいくのではないでしょうか。

次回は具体的な方策です(^^♪