テレワーク導入の課題を考える

2020年04月28日

皆様こんにちは!キャリアコンサルタントの中園久美子です。

昨日は、テレワークの現状についてお話しました。では、この待ったなしの状況で私たちはいったいどうすればよいのでしょうか。

■テレワーク導入に係る課題について

この非常事態のなかでテレワークは有効だということはわかりました。次にどこから取り組んで、具体的にどのように行動していけばよいのかが、わからなくて戸惑っている方も多いと思います。

具体的には、以下のような問題が挙げられるのではないでしょうか。

1.社内に制度をどのように導入したらいいか

2.具体的な機器やシステムを現状の業務にどう取り入れたらよいのか

3.どの業務にテレワークを活用できるのか

4.社員へのリテラシー教育についてどのように取り組めばいいのか

5.社員の働き方をどのように管理していけばいいのか

■個人に係る課題とは

一方で私たち働く側にはどのような課題があるのでしょうか。

もともと、テレワークは労働者のワークライフバランスにメリットがあるから導入しようとしています。ですので、ここでは、今回のように予想外にテレワークをせざるを得ない状況になった個人について、考えてみたいと思います。

私たちは、会社がそこにあるから通勤し、始業時間があるから間に合うように急ぎます。また、上司や周囲の目があるから、緊張感をもって仕事をしているということもあるかもしれません。

テレワークの導入をしぶる要因として、「周囲の目が(監視)がないなかで、ちゃんと仕事を真面目にするのか?」ということも考えられるでしょう。

もちろん、仕事の内容や個人の仕事に対する捉え方など違いはあるでしょう。でも、一般的に日本人の多くは、仕事とプライベートの区切りが付けづらいがゆえに、どちらかというと、プライベートの時間も犠牲にして仕事をしてしまう人が多いのではないでしょうか。

■ひとりひとりがやるべきこと

私は現在個人事業主として仕事をしています。キャリアコンサルティングや講師業が主な仕事ですが、それ以外の時間は、資料作りや情報収集、コンテンツ作成やスライド作成、インプットのための読書や研修への参加、その他経理事務作業や講座の告知など、さまざまなこまごまとした業務をしています。

それらを「ひとりで」「効率よく」「集中して」行うことを、初めからできていたわけではありません。

ひとつひとつ自分なりに工夫を重ねながら、最近は少しだけ効率よく仕事をこなせるようになりました。でも、いきなり突然にテレワークをしなさいと言われても、なかなか自分を上手にコントロールできないですよね。

次回は、そんなテレワーク導入による「私の私による私のためのテレワークのポイント」についてお伝えいたしましょう(笑)