パワハラ防止法案が義務づけられる
2020年、オリンピックが開催される来年、パワハラ防止義務が適用される方向で、今後政府は法案の成立を目指しています。
ところで、パワハラ防止法案とはいったいどんな法案なのでしょうね。
■パワハラとは
そもそも「パワハラとはなにか」を定義するところから考えてみることにしましょう。
厚生労働省ではパワハラ、パワーハラスメントを「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう。」と定義しています。
このパワハラ防止への注目は、数年前から大きな社会問題になっています。
「パワハラはダメだよ」といったところで、自分がやっている行為をパワハラとは思わない人が7割をしめ、「パワハラを受けた」と感じる人は8割近くにのぼる。
このギャップが法案を急がせる要因になっているのではないでしょうか。
■パワハラの根本原因はなにか
パワハラの定義は、厚生労働省が現在6つの型として整理しています。
「厚生労働省のホームページ」を参照
いずれにしても、その行為をパワハラと受け止めるかそうでないと受け止めるかは、本人次第です。
「熱心に指導をしたつもりが精神的に追い詰められたと受け止めた」や「大変そうだから仕事の量を減らしたつもりが、仕事を奪われたと受け止めた」など、互いの「思い込みのずれ」がパワハラの原因ともいえます。
■パワハラ防止のために今からできること
私たちは「思い込み」で日々いろいろなことを判断しています。
その「思い込み」の程度が違うからすれ違い、意見が食い違ってしまうのです。
とはいえ、お互いの「思い込み」を同じにそろえることは不可能です。
私たちができることは、お互いの違いを認め合うこと。
お互いの違いを認め合うにはテクニックが必要です。そして上手な「叱り方」を学ぶこともパワハラ防止には有効なのです。
パワハラ防止のために必要なテクニックである「アンガーマネジメント」を学んでみませんか。
これまでにも数多くの企業が「パワハラ防止のためのアンガーマネジメント研修」実施しています。
キャリアクレッシェンドの研修は、具体的にロールプレイを行いますので実践的に身につきますよ。
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あと1年しかありません。早めのパワハラ防止対策をおすすめいたします。