世間をにぎわすアンガーマネジメントが必要な人たち
【アンガーマネジメント】
ここ最近、アンガーマネジメントが必要な困った人たちのニュースがありましたね。
■アンガーマネジメントが必要な人たち
ある高校の野球部では、、監督が10分以上にわたり殴る蹴る、暴言などありといった行動がしっかり録画されていました。
野球部員は、学校でまずスマホを監督に預けて授業や部活動をすることになっているそうです。ただ、その約束が、実は守られていないので、この監督さん「カァーッ」ときて、これらの暴行におよんだらしいのですよ。
いったい彼に何が起きたのでしょうか?
もうひとつのニュースは、、高速バスの運転手が、高速道路を運転中に指導員の指導に腹を立て、パーキングエリアでお客さんをそのままにして運転を放棄したというもの。
実は運転手は、別のバス会社から今のバス会社に最近転職してきたとのこと。ですので、ただいま指導中でした。その指導の最終チェックのはずが、指導員の指導内容に腹を立てたのか、自らバスを降りるはめになってしまったのです。
話しによると、以前の会社の運転ルールや自分流のマイルールを持ちだし、年下の指導員のルールにはまったく耳を貸さなかったのだとか。運転手は60歳近い年齢ということで、指導員がそれより6歳も年下。年下から偉そうに(本当はそうでないかもしれませんが)指導されたことが彼のプライドを傷つけたのでしょうか。
いったい何が彼をそれほどまでに追い詰めたのでしょうか。
いったい、その運転手の何がそのような行動にはしらせたのでしょうか。
■衝動とはなにか
このふたりに共通しているのは、「衝動」のままに行動をとってしまったということ。
衝動というのは、体の奥底からつきあげてくる、自分を支配してしまうような感情のこと。
この衝動はとてもやっかいなもの。なぜかというと、むき出しの本能そのままのような行動だからです。
私たちは、普段さまざまなルールや法律、道徳といったものに縛られて生きています。
そのなかで衝動のまま行動してしまうとどうなるでしょうか。
犯罪が増え、被害者が増え、世の中への不満がつのり、そのことでさらに衝動的に行動する人が増えることでしょう。
そのためにも、上手にコントロールするすべが私たちには必要なのです。
■衝動をコントロール3つのテクニック
では、そのような衝動を上手にコントロールするにはどのようなテクニックがあるのでしょうか。
アンガーマネジメントでご紹介するテクニックのうち、ここでは効果的な3つのテクニックをご紹介いたしましょう。
「6秒数える」
なんか映画のタイトルのようですね(笑)
実は、衝動というものは長くて6秒持続すると言われています。ですから、この6秒を上手にやり過ごせば、後悔してしまうことはないわけです。
皆さんは、6秒どうやって待ちますか?
「深呼吸をする」
深呼吸っていうと、「そんな当たり前のことか!」とお怒りの人もいるかもしれません。
でも、ちゃんと深呼吸ができる人って意外と少ないんです。
4秒吸って6秒吐く。
ほら、深呼吸をするだけで6秒もう過ぎてしまいますね。
体の中から悪い「気」を吐き出すのは、心にも身体にもよさそうですね。
「温度をつける」
これは、怒りがどれくらいなのか数字で表すというもの。
朝、皆さんは天気予報や気温を参考に、朝の準備をしたりしませんか?
実は怒りも気温と同じように、低い、高いといった怒りの温度差があるのです。
それを認識せず、「怒っている」だけだと、ついつい人はものすごく怒っている風に他人も自分もとらえてしまうのです。
これからは、もし怒ってしまったとき、自分の怒りは何度だろう?と「温度をつける」ことをお勧めいたします。
■講座の風景
講座にご参加の皆様がよく言われるのは
「実はそんなに怒るほどでもなかったわね~」
ほとんどの方がそんな風に、笑顔でお話してくださいます。
アンガーマネジメントを学ぶとあれほどまでに怒っていた自分はなんだったのだろうと、ポカーンとして笑顔になるんですよ。
ぜひ、そんな体験をあなたもしてみてくださいね(^^♪
野球部の監督さんもバスの運転手さんも、今振り返ってみると、自分の人生をかけてまで怒ることではなかったなあと後悔しているのではないでしょうか。
アンガーマネジメントを学んでおけば、人生を後悔することはなかったはず。
ぜひ、あなたも参加してみてくださいね!