自分を偽らない生き方
皆様こんにちは!キャリアコンサルタントの中園久美子です。ブルゾンちえみさんが、本名の藤原史織さんに戻ったという記事を読みました。
■自分を支えるアイデンティティとは
現在発売中の『夫人公論』で、藤原さんはこれまで「演じていた」ブルゾンちえみについて赤裸々に語っています。
「ブルゾンちえみは大好きだし、めちゃめちゃお気にいりで、アイデンティティのひとつです。」
自分を自分として支えるものが、アイデンティティ。
そんな大切なアイデンティティのはずなのに、いつしか本当の自分を偽り演じなければならなかった日々。はたから見ると、舞台のうえで多くの人に注目された輝かしいキャリアですが、彼女にとっては、本当の自分とはなにかに気づかされる5年間だったのですね。
■自己概念があらわすもの
彼女が大切にしている言葉が「すがすがしい」
この「すがすがしい」という言葉には、嘘偽りのない自分、晴れやかで迷いのない自分というのも含まれていたのではないでしょうか。
仕事、役割、成功、好きなこと、栄光、憧れ、お金・・・芸能界の仕事には、私たち一般人の仕事とは違った意味もきっとたくさん含まれているはず。
「すがすがしい」という言葉を大事にしている彼女にとって、芸能界はそうではなかった、ということなのでしょうかねぇ~。
■自分らしいキャリアとは
藤原さんは大学時代、なんとなく親に言われて教員を目指していたときがあったとのこと。周りの人たちは、目をキラキラさせて自分の未来を描きながら頑張っていたけれど、自分はどうも気持ちが前に進まない。
今思えば、それは親の望むキャリアを歩もうとしていたからなのかもしれませんね。
「自分らしいキャリア」とは、私たち自身がワクワクするもの、楽しいと思えるもの、他の何よりも「これっ!」と思えるもの、絶対にやりたいと思うもの。
周りの人を偽ることはできても、自分自身は偽れない。
芸能界というきらきらした世界だからこそ、自分にとって大切なものは何かに、藤原さんは気づかれたたのではないでしょうか。
藤原さんの大切にしたい自分らしいキャリアに向かって、これからは新たな魅力を私たちに見せてほしいですね。