【キャリコン】論述:目標は最後に書く
皆さまこんにちは。キャリアコンサルタントの中園久美子です。今日は目標設定についてご説明したいと思います。
■目標は最後に書く
試験問題の問3は目標設定と具体的方策を書きます。そうすると、まず目標を書いて方策を書く、という順番に書く方が多いのではないでしょうか。
ただそうすると、ほとんどの人が、方策とも捉えかねないような目標を書いてしまいます。そのため、目標は最後に書くことをお勧めしています。そもそも、目標は相談者のご相談が解決することが目標ですので、ある程度の方向性は頭の中にありますよね。でも、いざ文字にしてみると、目標を書いているはずなのに、いつの間にか方策を書いてしまっていることってよくあるんです。
■目標とはなにか
ということで、あらためて目標とは何かを考えてみましょう。
ところで、目標と目的の違い、皆さんはしっかりと把握していますでしょうか。
一見、目標=ゴールというイメージがありますが、最終ゴールが目的であり、それに到達するまでの過程に立てられるものが目標といいます。
ですので、「納得のいく転職」が最終ゴール(目的)だとすると、目標は例えばその手前の「自分のこれまでの経歴を整理ができること」であったり、「納得のいく志望先が自分で探せるようになること」だったりするわけです。
ですので、最終ゴールは同じでも、どの過程の目標を書くかによって答えはみな違うわけです。 とはいえ、試験ですので、相談者のお悩みが解決できる、最終ゴールに近い目標が望ましいですね。
■方策との関係
最終ゴールに近い目標をたてると、厄介なのが方策とのバランスです。ゴールまでに具体的に何をするかが方策になりますので、あまりに近い目標だと方策はそんなに多く書けないかもしれません。一方で、最終ゴールを目標とすると、あれもこれも書かなければいけないので大変です。
いずれにしても、ゴールをどこにおくのか、そのために具体的に何をするのかといった方策は、いったん書いた後、バランスをみながら微調整をする必要がありますね。
また、目標や方策がうまく書けないときは、もしかしたら問1の捉え方がずれている場合もありますので、最初から見直す必要もあります。そのためにも、時間に余裕をもって試験に取り組んでほしいと思います。
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